第34回企画展

寿好堂よし国とその門人たち
2009年12月1日〜2010年2月28日

浮世絵とは、おもに江戸時代に制作された版画作品をさします。とくに、歌麿の美人画や写楽の役者絵、北斎や広重の風景画など、一度は目にしたことのあるよく知られた作品といえるでしょう。
多色を用いた浮世絵版画の多くは、江戸(現在の東京)にて制作されましたが、大坂においても江戸時代の後半から明治初期にかけて制作が行われました。大坂の浮世絵(上方浮世絵)は役者絵を中心として、道頓堀で活躍した歌舞伎役者達の姿がとらえられています。
今回の展示では、大坂の浮世絵師である、寿好堂よし国とその門人たちのグループを中心に、その制作をたどります。「寿好堂社」として、文政期(1818〜30)の大坂の浮世絵界に大きな足跡を残した一派に、ぜひご注目ください。

伊勢音頭恋寝刃
寿好堂 よし国 画
文政9年(1826)3月 中の芝居
『伊勢音頭恋寝刃』
市川 団蔵5 ⋯ 福岡みつぎ
中村 鶴十郎 ⋯ 大蔵


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