第23回企画展

浮世絵でつづる桜のはなし
2007年2月27日〜5月27日

日本において花といえば「桜」であり、春を美しくいろどるその姿は、古来より人々に愛されてきました。江戸時代にはすでに花見が楽しまれ、桜の名所も定着していました。
今回はその「花見」を浮世絵でしてしまおうという企画です。桜はその美しく咲いて散るところから、歌舞伎の舞台においてもさまざまな場面で登場します。芝居や、役名、舞台の景色など、「桜」に因んだ話が多くあります。さらに浮世絵と桜も、描かれることで画面がはなやかになるだけでなく、版木に使われるなどゆかりの深いものです。
「桜」にゆかりの役柄・文様・芝居・名所と、浮世絵にみえる「桜」のはなしを集めました。浮世絵での「花見」を、ぜひお楽しみください。


貞広 画
天保頃
『未詳』
中村 冨十郎2 ⋯ 瀬川の霊
片岡 我当2 ⋯ 松島坊