第41回企画展

役者の顔は浮世絵のかお
2011年9月6日〜12月4日

上方浮世絵とは、江戸時代の大坂でおもに制作された浮世絵をさします。その特徴は、道頓堀で活躍する歌舞伎役者たちを描いたものが多く、芝居好きの人々に楽しまれていました。
歌舞伎役者を描いた浮世絵である役者絵の見どころのひとつは、その顔の描かれ方です。そこで、今回の展示では上方浮世絵に登場する役者たちの“顔”をとりあげます。これまでも紹介してきた上方と江戸の違いに加え、今回は大坂の絵師たちの描き方にも注目します。絵師たちの描写だけでなく、浮世絵を制作する職人“彫師”“摺師”の技もぜひご覧ください。

初代嵐璃寛系図
よし国 画
文政4年(1821) 死絵
『初代嵐璃寛系図』


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