第54回【浮世絵 梅づくし】

第54回 浮世絵 梅づくし
上方浮世絵館では、おもに江戸時代の大阪で制作されていた浮世絵を展示しています。大阪の浮世絵は、道頓堀を中心とする歌舞伎芝居に出演する役者たちを描いた役者絵が多いことがおおきな特徴です。

今回の企画では、【梅】をテーマに展示を行います。大阪の地は、江戸時代の「天下の台所」としての役割から商いの町というイメージがありますが、【梅】ともゆかりがあります。古くは古今集仮名序の和歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」の「この花」は【梅】をさし、菅原道真を主人公にした歌舞伎芝居『菅原伝授手習鑑』には【梅】のエピソードとともに、大阪の地も登場します。

春に先がけて花を咲かせる梅は、浮世絵に花として登場するだけでなく、衣装の文様や家紋そして役名や役者の名前にまで見ることができます。【梅】にまつわる浮世絵を、どうぞご覧ください。