見て・ふれて・感じる 浮世絵勉強会-2 ご報告

2013年1月26日(土)13:30〜
当館4Fで「見て・ふれて・感じる 浮世絵勉強会-2」が開催されました。
モニターを使用した斉藤先生のお話斉藤先生のコレクションから実物に触れてみて・・・
参加者で記念撮影


江戸絵と上方絵
錦絵といわれるフルカラーの版画が製作されるようになったのは、今から250年近く前の1765年のこと。
当時、世界でもずば抜けてNo.1だったこの印刷技術は瞬く間に江戸に広がり、浮世絵文化花盛りの時代となり、30年後には、歌麿・北斎・写楽など、世界的に有名な絵師たちが次々に活躍しました。

ちょうど歌麿らが活躍し始めた頃、大坂でもフルカラーの浮世絵版画の製作が始まりました。
大坂の浮世絵は、江戸絵に対し上方浮世絵もしくは上方絵と呼ばれ、江戸絵とは一線を画した独自の作風になっていきました。
そこには体裁を重んじる江戸と、実を取る大坂の気風の違いが反映されていたのです。
とにかくかっこ良く描く江戸と、生身の人間としてあからさまに描く大坂。
その違いを楽しんでいただければ幸いです。

西洋への影響
印象派を代表するフランスの画家 クロード・モネを取り上げ、その作品から浮世絵の影響を垣間見てみました。
野外で素早くデッサンすること、同時代の生活を描くことが印象派の画家の特徴ですが、モネを始めとする画家たちは、浮世絵に見られる影のない明るく平和な、そして自然とともに生きる日本人に憧れ、当時のゴッホからの手紙にもある「IMPRESSION」とは浮世絵を意味していたと考えられています。


次回の浮世絵勉強会-3は「デザイン浮世絵特集」です。
デザイン浮世絵とは、画面を丸や団扇やちょうちんのような空間で切り取ったり、背景に格子模様やちりめん模様など、様々な文様でデザインされた浮世絵のことを指します。
上方と江戸、双方のデザイン浮世絵を見ながら、デザイナー達に与えた影響に触れてみたたいと考えています。
後半は、モードのジャポニズムです。お楽しみに!

【日時】2013年3月17日(土)13:30〜15:30
【講師】斉藤 彰(京都浮世絵文化の会)
【参加費】2,000円(入館料込)
【お申し込み】上方浮世絵館 電話:06-6211-0303