浮世絵をいろどる背景〜障壁画編〜
2013年1月1日〜3月31日
上方浮世絵とは、江戸時代の大阪で制作され、主に道頓堀の歌舞伎芝居に出演する役者たちが描かれています。舞台上で役に扮する役者たちが見得をきる姿は、当時の歌舞伎ファンたちにもてはやされました。
歌舞伎の舞台は役者たちが主役ですが、その背景は大道具によってはなやかにいろどられます。そこで今回の展示では、浮世絵の背景を取りあげます。とくに、ふすま絵や屏風で飾られた背景では、芝居の設定や場所が表現されています。
浮世絵の画面をはなやかにし、役者たちの魅力を引きたてる背景にぜひご注目ください。
国広 画「伊賀越乗掛合羽」
ふすま絵 掛軸 屏風 等