浮世の天気に誘われて
2011年6月14日〜9月4日
日本人は四季のうつろいを愛で、その季節に応じた風流を感じてきました。天気も季節の巡りに合わせ“梅雨”などさまざまな言葉で表現されます。その季節や天気は歌舞伎芝居にもとりいれられ、舞台の演出に影響を与えていることも少なくありません。
そこで、今回の展示では上方浮世絵の天気や自然の描写に注目します。上方浮世絵は江戸時代の大阪で制作され、道頓堀の歌舞伎芝居を描いた浮世絵です。浮世絵に登場する天気から、歌舞伎の演出効果や浮世絵師たちの表現方法をぜひ御覧ください。
寿好堂 よし国 画
文政8年(1825)7月 中の芝居
『日本歌竹取物語』
藤川 友吉2 … 娘田毎
市川 団蔵5 … 福刹ノ呉道子
浅尾 額十郎1 … 司馬将軍竜央