上方浮世絵館は、江戸時代の大阪で出版されていた浮世絵を展示する美術館として、2001年4月28日に開館いたしました。大阪の浮世絵とは、おもに道頓堀で上演されていた歌舞伎に出演する役者たちを描いたもので、当時の舞台の様子を伺うことができます。
開館より25周年をむかえ、3ヶ月ごとに行っている歌舞伎や浮世絵にまつわる企画展はもうすぐ100回を数えようとしています。上方浮世絵館は、江戸時代から芝居町として栄えた道頓堀に近く、上方浮世絵ゆかりの地ともいえる場所にあるため、歌舞伎や浮世絵ファンの方をはじめ多くの方に訪れていただいています。
そこで今回の展示では、25年の間に行った上方浮世絵館の企画テーマやエピソードを紹介しながら、道頓堀にまつわる浮世絵に注目いたします。道頓堀から歌舞伎芝居のともしびが消えゆくなか、江戸時代からの芝居町の記憶を伝える展示となれば幸いです。