2013年12月17日〜2014年3月9日
上方浮世絵館では、江戸時代に大阪で制作されていた浮世絵を展示しています。江戸時代に誕生した浮世絵版画の魅力は、色を摺りかさねることによって、色彩豊かに表現されるところがあげられます。
浮世絵には、主な輪郭を構成する墨の黒をはじめ、多様な色が使用されています。植物性や鉱物性の絵の具だけでなく、幕末には海外からの化学染料も使われ、“色”からも浮世絵の歴史を見ることができます。
そこで、今回の展示では“浮世絵の色”のなかでも、“あか”に注目します。さまざまな赤色の種類を紹介するとともに、浮世絵の“あか”の表現をご覧いただきたいと思います。