第64回企画展のお知らせ

第64回 【芝居のなかのこどもたち】
2017年6月6日(火)〜9月3日(日)

上方浮世絵館では、江戸時代の大阪で制作された浮世絵を展示しています。大阪で作られた浮世絵は役者絵がおおく、道頓堀を中心に上演されていた歌舞伎に出演する役者たちが描かれています。

歌舞伎芝居に出演するのは主に大人の男性であり、女性役も男性が演じます。しかし、小さなこどもが芝居の要となる演目もあり、子役たちがかわいらしさを魅せるとともに涙をさそうけなげさを演じることもあります。

そこで、今回の展示では、芝居に登場する“こども”に注目します。まだ幼い“こども”を演じる子役たちから、親にとっては大きくなっても“こども”である親子関係まで、浮世絵をとおしてご覧ください。

戯画堂芦ゆき画『けいせい伊達抄』

戯画堂芦ゆき画『けいせい伊達抄』
乳母あさ岡/三代目尾上菊五郎・倅千松/市川市松