第43回企画展

上方浮世絵でみる家紋
2012年3月6日〜6月3日

上方浮世絵とは、江戸時代の大阪で制作され、主に道頓堀の歌舞伎芝居に出演する役者たちが描かれました。役者が浮世絵に描かれるには、人気や実力があることはもちろんのこと。描かれることで、その名もさらに広まっていきます。
その歌舞伎役者の家系では、芸を代々受け継ぐとともに、名前や屋号そして家紋も受け継がれ、家紋が家名の代名詞となっていることも少なくありません。
そこで今回の展示では、“ 家紋”に注目します。浮世絵の中の家紋は、役者の名を示すだけでなく役を表すものもあり、紋を読み解くことでさらに浮世絵鑑賞の楽しみ方が深まります。“ 家紋”の世界を、上方浮世絵からどうぞご覧ください。

けいせい廓大門
寿好堂 よし国 画
『けいせい廓大門』
坂東 蓑助2 … 細川勝元